お役立ちコラム

土壁リフォーム方法はどう選ぶ?費用や注意点を詳しく解説

2023年08月24日

土壁の傷みや汚れが目立ってくると、リフォームを検討する方も多いでしょう。

自然素材を使った土壁は独特の雰囲気や性質があり、魅力を活かしてリフォームも可能です。

そのほかに全く別の素材にする方法もあり、選択肢はいくつもあります。

今回の記事では、土壁のリフォーム方法について詳しく解説します。

リフォーム計画を立てるために、ぜひご活用ください。

土壁リフォーム方法はどう選ぶ?費用や注意点を詳しく解説

リフォームしてみたい!土壁とは何か解説

土壁は、日本の伝統的な塗り壁です。

天然素材で造られているため、独特な雰囲気や優れた性質などメリットがあります。

一方で、天然素材ならではのデメリットも存在します。

それぞれを詳しく解説しましょう。

メリット|さまざまな優れた性質をもつ

土壁には次のようなメリットがあります。

  • 調湿効果がある
  • 断熱性・防火性・耐火性に優れている
  • シックハウス症候群・アレルギー対策になる

塗り壁は、塗り方によって異なる味わいを楽しめます。

加えて、天然素材を使っているからこその性質は、大きなメリットといえるでしょう。

土壁ならではの性質と味わい深さを保つには、上塗りや塗り替えでのリフォームを検討しましょう。

デメリット|手間がかかる

土壁のデメリットは、以下の3つです。

  • 劣化で土が落ちてくる
  • リフォームに時間とお金がかかる
  • 施工できる職人が限られる

劣化してくると壁がぱらぱらと崩れ始め、掃除に手間がかかります。

また、天然素材だからこそ、リフォームには時間とお金がかかる傾向にあります。

しかし、コストがかかるからと、劣化した壁をそのままにしておくのはおすすめできません。

劣化が進めば、壁が大きく崩れる可能性もあります。

予算と相談して、リフォーム方法を決めましょう。

【基礎知識】土壁をリフォームする前にチェック!

土壁リフォームの検討は、基礎知識があると失敗を避けられます。

各リフォーム方法や費用の目安、注意点を紹介します。

1.方法|業者に依頼するかDIYか

土壁のリフォーム方法は大きく分けて4つです。

  • 塗り直しをする
  • 漆喰・珪藻土の壁に塗り替える
  • 上からペンキで塗る
  • 上から壁紙を貼る

漆喰・珪藻土は、土壁と同じく自然素材を使った塗り壁です。

調湿効果や耐火性といった機能性とともに、シックハウス症候群対策としての効果が期待できます。

塗り直しや塗り替えは、専門業者に依頼するのが一般的です。

専門的な知識や技術が必要ですので、DIYでの施工は難しいでしょう。

ペンキや壁紙でのリフォームは、DIYでも可能です。

DIYでリフォームすれば、時間とお金を節約できる可能性も高いでしょう。

そのほか、部屋の雰囲気を変えるためにペンキや壁でリフォームする方もいます。

どのような仕上がりを求めるかで、適した方法は変わります。

コストだけでなく、仕上がりまで確認して検討しましょう。

2.費用の目安|安く抑えるならDIY

業者にリフォームを依頼する際、かかる費用の目安は以下の通りです。

それぞれ6畳の部屋をリフォームした場合です。

内容費用目安
塗り直しをする100,000円前後
漆喰・珪藻土の壁に塗り替える120,000~200,000円前後
ペンキで塗る60,000~100,000円前後
壁紙を貼る80,000~160,000円前後

壁紙やペンキは、どのような商品を選ぶかでも値段が変わります。

少しでも費用を抑えるなら、DIYでペンキを塗ったり壁紙を貼ったりすれば、材料費のみで済みます。

塗り直しや塗り替えの材料もホームセンターなどに売っていますが、前述したように、技術力を求められるため難易度は高めです。

3.注意点|補修に技術力が必要

土壁を塗り直す場合、一度壁を剥がして下地から補修を行うケースが多いです。

あまり劣化が進んでいない状態であれば、一部を塗り直すだけで済むでしょう。

どちらの場合も、土壁の状態を正確に把握する知識と、適切な補修を行う技術力が必要です。

ペンキや壁紙でリフォームする際も、土壁の状態に合わせた下処理を行います。

特に劣化が進んだ土壁は、そのままペンキを塗ったり壁紙を貼ったりすると、失敗する危険があります。

絶対に失敗したくない場合は、どのリフォーム方法でも専門業者へ相談しましょう。

土壁のリフォームは劣化に合わせて行う

土壁は、経年劣化の兆しが見えてきた時がリフォームのタイミングです。

次のような様子が見られたら、リフォームを検討しましょう。

  • 壁が毎日のように崩れる
  • 壁にカビが生えている

「まだ大丈夫だろう」と考え放置すると、劣化が進んでしまいます。

早い段階でリフォームを行えば、補修にかかる費用を抑えられる可能性もあります。

すでに劣化が進んでしまっている場合、土壁の様子から補修を検討しなければなりません。

専門業者へ依頼すると、状態に合わせた適切な補修を行ってくれるでしょう。

土壁をリフォーム業者に依頼するなら比較が必須

業者によって独自のサービスや技術があるため、数社へ見積り依頼をしましょう。

比較すると適正価格がわかるため、極端に料金の高い業者や、手抜き施工を避けられます。

また、業者によって見積りの内訳が違うケースもあるため、内容をしっかり確認しましょう。

見積りの内容が違うと、最終的に請求される料金も変わるため、節約に効果的です。

まとめ

土壁は魅力的な壁ですので、魅力を活かしたままリフォームしたい方も多いでしょう。

その分費用はかかるため、予算と相談する必要があります。

費用を抑えるなら、ペンキや壁紙といった方法もあります。

雰囲気や性質が変わりますので、仕上がりまで確認して決めると失敗を避けられるでしょう。

なかなか決めきれない場合は、専門知識をもつ業者に相談するのも方法の一つです。

「原状回復施工プロ」は、豊富な実績と高い技術力をもつ会社です。

リフォームに関して疑問や悩みがある際は、メールや電話で気軽にご相談ください。

培ってきた経験から、最適な方法をご提案します。