お役立ちコラム

屋根をリフォームして屋上にすることは可能?やり方やメリットを解説

2023年08月20日

現代では屋根ではなく屋上を作り、狭い土地を有効活用するお宅が増えています。

それを見てリフォームで屋根を屋上にしたいと思う方もいるでしょう。

そこで今回は、屋根をリフォームして屋上にする方法やメリット、注意点などを詳しく解説します。

屋根のリフォーム方法を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

屋根をリフォームして屋上にすることは可能?やり方やメリットを解説

屋根のリフォーム|屋上は作れる?

「一般的な屋根をリフォームして屋上を作れるのか?」

そう疑問に思っている方のために、ここではリフォームする場合の費用相場や適したタイミングなどを解説します。

家を改築して屋上を作りたいと考えている方は、参考にしてください。

可能だが種類によっては工期も費用もかかる

結論から申し上げると、一般的な屋根をリフォームして屋上にするのは可能です。

ただし、費用と工期はそれなりにかかるため気をつけましょう。

一般的な三角屋根を屋上にリフォームする場合、最低でも100万円以上かかります。

一般的な屋根は、人が乗って活動する想定で作られていません。

そのため、屋上にする場合は補強工事が必要です。

防水工事や排水溝の設置なども必要になるので、結果的に費用は高額化します。

工期も長めになりがちで、場合によっては半年近くかかる場合もあるでしょう。

築年数の経った家の場合は、建て直したほうが工期も費用もお得なケースもあります。

費用の目安は1㎡あたり10万円

一般的な屋根を屋上にリフォームする費用をもう少し詳しく解説すると、1㎡あたり10万円前後が相場です。

ただし、これはあくまでも相場です。

屋上の状態や家の築年数によって、費用は変わってきます。

新築の家で屋上を作る場合、あらかじめ一般的な屋根よりも強度が強いです。

しかし、リフォームで屋上を作る場合は補強工事が必須です。

現在の家をリフォームして屋上を作るより、屋上付きの中古住宅を購入したほうが長い目で見ればお得かもしれません。

一度見積もりを出してもらい、住宅の購入などと比較してください。

大規模リフォームと同時に行うのが理想

一般的な屋根も定期的なメンテナンスが必要です。

おおよそ20~30年に一度は葺き替えをすすめられます。

現在の家をリフォームして屋上を作りたい場合は、屋根の葺き替えなどの大規模リフォームに合わせて屋上に作り替えてみてください。

駆体だけを残して大規模なリフォームを行うスケルトンリフォームやリノベーションをするのに合わせ、屋上を作るのもよいでしょう。

一度に多くのリフォームをすれば、一件あたりのリフォーム費用が抑えられるからです。

建て替え・買い替え・リフォームとどれが最も費用を抑えられるか比較したうえで、改修を検討してください。

屋根のリフォーム|屋上を作ると補助金はもらえる?

「屋上をリフォームしたり屋上を作ったりすると補助金がもらえる」

そんな話を聞いた方もいるかもしれません。

ここでは、屋根をリフォームして屋上を作ると補助金が出る理由や申請方法などを解説します。

屋上緑化で補助金が出る

単に屋上を作っただけでは補助金は出ません。

補助金が出る可能性があるのは、屋上を庭のような状態にした「屋上緑化」のみです。

東京をはじめとして、都市部の住宅地では緑が少なくヒートアイランド現象などの問題も発生しています。

そこで、自治体によっては補助金を出して屋上を緑化してもらい都市部の緑を増やしているのです。

屋上の緑化と聞くと商業施設の屋上などをイメージするでしょう。

しかし、現在では一般住宅の屋根を緑化して庭のように使用するケースも増えてきました。

ただし、屋上緑化で補助金を出す自治体は限られているのが現状です。

まずはお住まいの自治体が屋上緑化に補助金を出しているかどうか、確認しましょう。

緑化補助金の申請手順を紹介

補助金の申請は以下の手順で行います。

  1. お住まいの自治体が屋上緑化に対して補助金を出しているか確かめる
  2. 補助金が出る条件について必要ならば相談する
  3. 屋上緑化の補助金申請に関する検査を受ける
  4. 所定の書類に記載して申請を行う

なお、この方法はあくまでも一例です。

まずは、お住まいの自治体の補助金申請について確認しましょう。

屋根リフォーム|屋上を作るメリット

屋根をリフォームして屋上を作るメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • 狭い敷地を有効に使える
  • 子どもが安全に遊べるスペースを作れる
  • リラックススペースとして有効に使用できる
  • 屋上緑化すれば補助金が出る可能性がある

東京や大阪などの都市部では、狭小住宅が珍しくありません。

ガーデニングを楽しみたくても敷地一杯に家が建っていればなかなか難しいでしょう。

屋上を庭にすれば、子どもの遊び場やリラックススペースなどいろいろな用途が広がります。

ただし、近所への影響も考えましょう。

必要ならば目隠しをするなど、一定の防音対策が必要です。

まとめ

屋根をリフォームして屋上にするのは可能ですが、費用もかかり工期も必要です。

屋上がある家への買い替え、家を一度壊して建て直す、家の大部分をリフォームするリノベーションなど、いろいろな方法を検討しましょう。 

屋根を屋上にして庭にすると屋上緑化の補助金を受け取れる可能性もあります。

それをリフォーム費用にあててもいいでしょう。

詳しくはリフォーム会社と入念に相談してください。