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部屋の湿気対策をするなら原因究明が重要!5つの原因と対策法を紹介

2023年08月12日

現在部屋がジメジメしており、カビやダニの発生が心配と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

「部屋の湿気対策をしたいけどやり方がわからない」
「効果的な湿気対策を学びたい」
そんな方に今回の記事はぴったりです。

この記事では部屋に湿気が溜まる原因を解明したうえで、効果的な対策法を紹介します。
記事を読めば、湿気を部屋から追い出し快適空間で過ごせるでしょう。

部屋の湿気対策をするなら原因究明が重要!5つの原因と対策法を紹介

部屋の湿度がひどい!湿気対策の前に原因を知ろう

湿気対策の前にまずは湿気の原因を知りましょう。
原因を知っておけば、より湿気に対する対処がしやすくなるからです。
ここでは、湿気が部屋にたくさん溜まる原因をそれぞれ解説します。

①そもそも湿気が溜まりやすい時期に対策をしていない

湿気が溜まりやすい時期は、梅雨と夏です。
梅雨は6月から7月にかけて、日本列島に前線が停滞し、雨が降り続く時期です。
この時期は湿度が極端に高く、ジメジメとした気候に変わります。

7月から8月にかけて、日本列島は高気圧に覆われ、晴れて暑い日が大半です。
この時期は温度も湿度も高く、蒸し暑いジメジメとした空間を生み出します。
秋の長雨時期も、湿度が高まるため要注意です。

②湿気が溜まりやすい場所が部屋に点在している

部屋の湿気が溜まりやすい場所は、以下の通りです。

・クローゼット
・押し入れ
・窓際
・壁際
・床下
・天井裏
・エアコンのまわり

これらの場所に対策をしないと、部屋の湿度が知らず知らずのうちに上がってしまいます。
特に押し入れなどの密閉空間は、対策を行わず閉めっぱなしにしておくと危険です。

③外気と部屋の温度差が大きい

外気と部屋の温度差が冷房などで大きいと、湿度は高くなりやすいです。
この現象は、冷たい空気は暖かい空気よりも多くの水蒸気を吸収する性質が原因で起こります。

冷房を付けて部屋の温度を下げると、部屋の湿度が高まります。
冬場に窓を開けたままにしておくと、外気の冷たい空気が部屋に流れ込み部屋の湿度が高くなる可能性もあるため注意が必要です。

④植物や水槽が部屋内にある

植物や水槽が部屋にあると湿度は高まる傾向にあります。
理由は、植物は光合成を行う際に水分を蒸散するためです。
この水蒸気は空気中の水分量を増やし、湿度を高めてしまいます。

水槽も表面から水が蒸発し、湿度を高めるアイテムです。
水面に水蒸気が付着すると、空気中の水分量を増やしてしまうため注意しましょう。
よって植物や水槽がある部屋では、湿度対策を徹底する必要性は高いといえます。

⑤部屋の性質上湿度が高まりやすい

水回りでは多くの水を使うため、無論水蒸気が発生します。
この水蒸気は空気中に含まれる水分量を増やし、湿度を上げてしまうのです。

また、水回りは換気が悪くなりやすい傾向にあります。
そのため湿気がこもり、外気へ湿度を放出できないため湿度が上がるのです。
該当する部屋は、以下の通りです。

・洗面所
・脱衣所
・浴室
・キッチン

布製品が多く湿度をため込みがちな、寝室も要注意スポットでしょう。

部屋の湿気対策をしないとどうなる?

部屋の湿気対策を怠ると、カビやダニが室内に発生します。
増えたカビやダニは不快臭を発生させるだけでなく、ハウスダストやアレルギーの原因になるため注意が必要です。

部屋の温度が高い時期には、湿度が高いと熱中症のリスクも上がります。
汗が蒸発しにくい環境下で生活をすると、体温を外に放出できなくなり熱中症を発症する可能性が高まるからです。

部屋の湿度が高いと感じたら、これらのリスクに備えるためにも対策が必要です。
人間が快適と感じる限界値である60%を超えたら、湿度を下げる対策を始めましょう。

簡単な部屋の湿気対策方法4選

簡単な部屋の湿気対策方法は以下の4つです。

・除湿性能のある機械を稼働させる
・換気をする
・除湿シート・除湿剤を設置する
・定期的に結露や水分をふき取る

各対策について、ここでは詳しく解説します。

①除湿性能のある機械を稼働させる

部屋の湿度を下げるには、除湿機が効果的です。
除湿機能付きの空気清浄機も、近年では販売されています。

除湿機能付き空気清浄機を使えば、湿気による部屋の不快臭も同時に除去可能です。
エアコンの除湿機能を使うのも効果的なため、うまく活用しましょう。

②換気をする

湿気がこもっている部屋の窓を開け、換気をするだけでも湿度は下がりやすいです。
湿気を外に追い出し、快適な湿度の空間を作る対策を行いましょう。

③除湿シート・除湿剤を設置する

押し入れやクローゼットなどの閉鎖空間に溜まった湿気を追い出すには、除湿剤が効果的です。
寝室の布団やカーペットに溜まった湿気には、除湿シートで対処しましょう。

④定期的に結露や水分をふき取る

部屋と外の湿度差がある場合には、窓などに発生した水滴をふき取るのがよいでしょう。
水をふき取るだけでも湿度が大幅に下がり、除湿効果があります。

まとめ

部屋の湿度が高くなる原因とその対策法を解説しました。
さまざまな理由で湿度は高まるため、湿度を高めている原因を知らなければ除湿効果が低くなる可能性があります。

この記事で湿度が高くなる原因を知り、原因に合わせた対策を行ってはいかがでしょうか?

部屋の高湿度が原因で家の状態が悪化しているならば、クリーニングのプロに依頼をするのもよいでしょう。
賃貸住宅やマンションの状態を良好に保ちたいなら、現状施工回復プロにぜひご依頼ください。