お役立ちコラム
ベランダの解体にはいくらかかる? 解体にかかる費用相場と注意点
2023年08月14日
「ベランダが老朽化して危ない」
「ベランダを全く使わないから使えるスペースを作りたい」
そもそもベランダを解体することは可能なのでしょうか?
本記事ではベランダを撤去する理由や、ベランダの撤去によって生じるメリットやデメリット、解体を依頼できる業者、解体にかかる費用相場などを解説します。
ベランダの撤去は可能? 撤去した方が良いベランダとは?
ベランダの解体工事は一般的に行われる工事ではないため、老朽化したベランダや不要になったベランダを撤去するという選択肢を考えていなかったという方も多いでしょう。
しかし、老朽化していて危険なベランダや、日当りを悪くしているベランダは、解体をした方が良いこともあります。
そもそもベランダは撤去できるのか?
一般的な一軒家の場合は、ベランダの解体工事はそれほど難しい工事ではありません。
ただし、マンション、タウンハウス、テラスハウスなどの集合住宅の場合、ベランダは外廊下や共有階段と同じように共有部分とされています。
居住者のみが使用できるため専有部分であるように感じますが、共有部分である以上は、ベランダを使わないからと言って勝手に撤去したり部屋を増築したりすることはできません。
撤去した方が良いベランダの特徴
以下のようなベランダは、費用をかけても解体する必要があると言えるでしょう。
・老朽化していて使用するのが危険なベランダ
・家の増築やリノベーションの邪魔になっているベランダ
また、以下のようなケースでは、ベランダを撤去する費用やデメリットも考慮した上で、ベランダの解体を検討してみる価値があるでしょう。
・1階や庭の日当たりを悪くしているベランダ
・家の外観を悪くしているベランダ
・全く使用されておらず掃除やメンテナンスが大変なベランダ
ベランダ、バルコニー、テラスの違い
ちなみに、ベランダと混同されて使われがちな用語にバルコニーとテラスがあります。
ベランダは基本的に2階以上にあり、屋根がある張り出し部分のこと。
バルコニーは、ベランダと同じように2階以上にある張り出し部分ですが、屋根はありません。’
テラスは、1階部分の掃き出し窓の前にあるスペースで、玄関を通らずに直接居室から出入りできます。
ベランダの解体工事にかかる費用は?
ベランダを解体を検討している方にとって、最も気になるのは解体にかかる費用でしょう。
ここからは、ベランダの解体にかかる費用相場や、費用の内訳について解説します。
一般的なベランダの解体費用
一般的な一軒家のベランダを解体するのにかかる費用は、30万~60万円程です。
解体費用には、解体作業自体にかかる費用と廃材を処分する費用が含まれています。
解体費用が高額になるケース
以下のようなベランダでは、解体費用がさらに高額になる可能性があります。
・3階以上の高層階にあるベランダ
・建物の2面に面したL字型のベランダ
・半円型など特殊な構造のベランダ
・ベランダの撤去により外壁補修が必要になる場合
・傾斜地にあるなどアクセスしにくい場合
ベランダの解体費用が気になる方は、まずは解体業者に相談してみましょう。
ベランダの解体を検討する際に注意したいポイント
老朽化したベランダや有効活用されていないベランダは撤去してしまうとスッキリしますが、考慮すべき点もいくつかあります。
エアコンの室外機の置き場所
2階の居室についているエアコンの室外機は、ベランダに置かれていることが多いです。
そのベランダを撤去してしまうと、エアコンの室外機を他の場所に置く必要があります。
ベランダを撤去した後に室外機をどこに置くか、しっかり検討しておきましょう。
洗濯物や布団を干す場所
普段は洗濯物は乾燥機や部屋干しで乾かしているから、ベランダは必要ないという方もいるでしょう。
しかし、乾燥機が壊れてしまったり、家族が増えて洗濯物が増えてしまったりした場合、屋外に干す必要が出てくるかもしれません。
また、シーツや毛布などの大型の洗濯物や布団を干す必要がある場合、ベランダに代わる場所が必要となります。
ベランダに続く掃き出し窓の扱い
ベランダは居室から出入りできるように掃き出し窓が設置されていることが多いです。
ベランダを撤去してしまった後も、掃き出し窓をそのまま放置しておくと、外観が悪くなる上に子供が誤って転落してしまうなどの危険性もあります。
ベランダを撤去してしまうと、掃き出し窓から通常の腰窓に変えるなどのリフォームも必要となるので、それにかかる費用も念頭に入れておきましょう
まとめ
老朽化したベランダや有効活用されていないベランダは、解体業者に依頼して解体してもらうことが可能です。
ベランダの解体には、設置されている場所や大きさなどによって異なりますが、数十万円の費用がかかります。
ベランダを解体するメリットとデメリットを比較して、慎重に解体するかどうかを決めましょう。