お役立ちコラム

吸着フローリングのメリットとデメリットをおさえて悔いのないリフォームを

2023年12月13日

「フロアタイル」とは、タイル状になっている床材のことで、フローリングにくらべて手軽に装着できるので人気の素材です。

接着剤を使うタイプと接着剤を使わないタイプがあり、「吸着フローリング」は、接着剤を使わないため、素人でも簡単に貼ることができ、取り外しも容易なため、賃貸住宅やリフォームにはよく使用されています。

欠点がなさそうな便利な吸着フローリングですが、実はいくつかのデメリットもあります。
いったいどのようなデメリットがあるのでしょうか。

この記事では、フロアタイルの中でも特に吸着フローリングのデメリットに焦点を当ててみていくこととします。

吸着フローリングとは

「フロアタイル」とは、タイル状になっている床材のことで、ポリ塩化ビニル(PVC)でできているため、別名「塩ビタイ」ともいいます。

フロアタイルは一見、本物の素材と変わらない高いデザイン性があり、施工もしやすいためリフォームやリノベーションにはうってつけです。

接着剤を使うものと接着剤を使わないものが、フロアタイルにはあります。
接着剤を使うものは、素人でも簡単に接着ができ、簡単に取り外せるため、
賃貸住宅やリフォームにはよく使用されているようです。

吸着フローリングは頑丈で、オフィスや店舗といった土足で動く場所にも使用できます。

クッションフロアとの違い

クッションフロアも吸着フローリングと同様、ポリ塩化ビニル(PVC)製です。
吸着フローリングは「タイル」の集合体ですが、クッションフロアの方は1枚の「シート」という違いがあります。

吸着フローリングは1枚のタイルの大きさが決まっています。
そのため、複数のタイルをコツコツと敷いていかなければなりません。

一方、クッションフロアの方は大きな1枚の「シート」であるという特徴があります。
そのため、広い場所に手っ取り早く敷きたいという場合には便利です。

吸着フローリングのデメリット

では、いったいどのような点が吸着フローリングの欠点なのでしょうか。

1.難しい作業と思われる

吸着フロ―ロリングはタイルを1つずつ敷かなければならないため、難しい作業の印象があります。
プロでなければきれいに敷けないのではないかと思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、実はそれほど難しい作業ではなく、吸着フロ―ロリングを敷くコツさえおさえておけば大丈夫です。

2.費用が高い

吸着フローリングを購入しなければならないので、当然ながらその費用が必要でしょう。
一般的なフローリングよりは費用は安価なのですが、クッションフロアよりは費用が高くなるのが一般的のようです。

3.隙間ができてしまう

吸水性は高い吸着フローリングですが、継ぎ目にすき間ができてしまうのがデメリットです。
特に接着剤を使用するタイプの場合は、すき間から水が浸入して接着剤がはがれてしまうことがあります。

4.柔軟性がない

硬めの材質でできている吸着フローリングは、クッションフロアや布製品のカーペットなどに比べて柔軟性が少し足りないのが実情です。

そのため、長時間床に座る場所や、転んだ時のケガ予防のためにはカーペットを敷いた方が安心かもしれません。
座る部分だけラグなどを併用するといった方法もあります。

吸着フローリングのメリット

デメリットを補って余りある吸着フローリングのメリットをご紹介しましょう。

1.デザイン性が高い

石目調の大理石のようなものや、木目調のヴィンテージっぽいものなど、おしゃれでしかもデザインが豊富なのが吸着フローリングの特徴です。

表面にはデコボコがあり、素人が見ても本物と思う程のリアル感がありますし、独自のアレンジされたタイルの敷き方を楽しむこともできます。

2.リフォームが簡単にできる

木製のフローリングなどに比べて、吸着フローリングはかなり安価です。
フローリングを張り替える場合は、施工業者に依頼しなければなりません。
また、施工作業にはある程度の数日が必要です。

旧約フローリングなら、タイルを敷く手間はありますが、リフォームやDIYは短期間で楽にできます。

3.手入れが楽

手入れが楽なのも吸着フローリングのメリットの1つです。

水汚れや油汚れはサッと一拭きするだけできれいになり、落ちにくい汚れには中性洗剤を使えば楽に落とせます。
フロア全体を取り換えなければならないクッションフロアに比べて、吸着フローリングは経済的です。

4.高い摩耗耐性がある

耐吸着フローリングは硬いので消耗しにくいといった特徴があるので、玄関先や職場などの土足歩行する場所にも適しています。
重い家具の下に敷けば、フローリングにキズが付かないようにすることも可能です。

まとめ

吸着フローリングのデメリットやメリットを中心にここまで説明してきました。

吸着フローリングには、簡単に装着でき、デザイン性が高いなどさまざまなメリットがありますが、デメリットもあります。

隙間から水が入ることがあったり、クッション性が少なかったり、敷くのが一見難しそうだったりすることです。

しかし耐水性のあるものなら水回りでもだいじょうぶですし、硬いフロアタイルなら土足で過ごす場所や玄関に敷くのもおすすめです。

吸着フローリングのメリット・デメリットをよく把握したうえで満足のいくリフォームを実現してみたいものですね。