お役立ちコラム
カーテンボックスと埋め込み 人気のレール設置方法でおしゃれ空間に
2023年08月08日
カーテンレールの一般的な取り付け方法は、主に2つあります。
・窓枠上に設置する正面付けタイプ
・天井に取り付ける天井付けタイプ
これらの方法以外で、最近注目を集めているのが以下2つのタイプです。
・窓の上の天井部分を少し掘り下げて設備部分を見えなくする埋め込み方式
・レールを見えなくする覆いを付けたカーテンボックス方式
この記事では、インテリアで人気を集めるそれぞれの方式について解説します。
お部屋のリフォーム・デザイン変更をご検討中の方はお役立てください。
カーテンレールの基本
カーテンレールは、ランナーと呼ばれる器具にカーテンフックをセットしカーテンを吊るして使用します。
カーテンレールには複数の種類と取付方法があるため、ここから詳しく解説します。
種類
カーテンレールには大きく3つの種類があります。
特徴 | メリット | |
機能性レール | カーテンを開け閉めする機能に重きを置いている 素材はアルミや樹脂が多い | ランナーは滑車タイプが多く開け閉めしやすい 正面付け・天井付けの両方に対応可能な場合が多い |
装飾レール | デザインを重視し、インテリアの一部になる 素材・デザインが豊富 | 多様なデザインが選べる インテリアの一部として部屋との調和が図れる |
突っ張り式 | 壁に突っ張らせる簡易的なもの | 簡便的で場所を問わず設置できる |
それぞれに特徴・メリットがあるため、検討時の参考にしてください。
取付方法
取付方法には2つの方法があります。
・正面付け
・天井付け
正面付けは、カーテンレールを窓の木枠や壁にカーテンレールが見えるように取り付ける方法です。
正面付けはすべての種類のカーテンレールに対応しています。
天井付けは、窓枠や部屋の天井、カーテンボックスの上部に取り付ける方法です。
また、カーテンレールを天井と一体化させる埋め込み方式も天井付けの一部です。
天井付けの場合、装飾レールは取り付けられない場合もあるため注意しておきましょう。
カーテンボックスとは?
カーテンボックスとは、カーテンレールやカーテンの取り付け部分を覆い隠す箱形のインテリアです。
窓とカーテンレールの隙間を無くし密閉させる働きもあります。
種類
カーテンボックスの種類は大きく分けて以下の2つです。
・カーテンレール付き
・ボックス単体
カーテンレール付きはカーテンレールとボックス部分が一体化しており、構造が非常にシンプルです。
ただ、取り外しができず新築時もしくはリフォーム時にしか取り付けられません。
ボックス単体は、ボックスとカーテンレールがそれぞれ別々になっており、あとからの取り付けが可能な場合がほとんどです。
取付方法
カーテンボックスの取付方法は大きく分けて以下の3つです。
設置方法 | 特徴 |
天井付け型 | 窓際の天井に直接取り付ける 高い位置の取り付けになるため、部屋を広く見せることができる |
壁付け型 | 窓枠上部の壁やカーテンレールに被せる形で設置する 設置が簡単でDIYでも可能 |
天井埋め込み型 | 天井部分に窪みを設けカーテンレールを埋め込み完全に見えなくする方法 生活感を無くし高級感を演出できる |
天井付け型・埋め込み型は工事が必要、壁付け型はDIYでも可能な点が特徴です。
材質
カーテンボックスには多種多様の素材が使用されており、使用する素材によって雰囲気が大きく異なります。
使用される素材のうち、代表的なものやその特徴をいくつか解説します。
素材 | 特徴 |
木材 | 種類が豊富で、種類ごとの見た目の違いが大きい 素朴で温かみのある印象を与えられる |
アルミ | 軽量かつ、温度・湿度変化に強い プリントを施したデザインなどがある |
プラスチック 樹脂 | 色の種類が豊富かつ、デザインが施されたものが多い 部屋の雰囲気に合わせて選べる選択肢の豊富さがある |
布 | カーテン布地などで作られている 取り外しも気軽にでき、洗濯も可能 |
石膏ボード | 石膏を芯材にし、厚紙で挟み込んだもの 耐火性や遮音性に優れている |
それぞれの特徴からイメージに合ったものを選ぶようにしましょう。
カーテンボックス・埋め込み式のメリット3つ
カーテンボックス・埋め込み式を選択するメリットを3つ解説します。
1.隙間を無くし省エネ効果が得られる
カーテンボックス・埋め込み式の場合、窓とカーテンレールの間の隙間がなくなり密閉性が高まり外気が侵入しづらくなります。
そのため、エアコンの消費効率が高まり、結果として省エネにつながります。
2.インテリアのアクセントになる
カーテンボックスには多種多様な素材や色があり、部屋のデザインやイメージに合わせた選択が可能です。
カーテンを含めた部屋のインテリアのアクセント一部として活かせられる点は大きな魅力です。
3.外部からの音や光を遮断できる
カーテンボックス・埋め込み式は外気だけではなく、外部からの音や光の侵入も防いでくれます。
遮音性・防音性の優れたプライベートな落ち着ける空間づくりが可能です。
カーテンボックス・埋め込み式のデメリット3つ
カーテンボックス・埋め込み式にはいろいろなメリットがありますが、同様にデメリットもあるため注意が必要です。
ここでは、カーテンボックス・埋め込み式のデメリットを解説します。
1.ボックス上部にホコリが溜まりやすい
カーテンボックスの上部は構造上どうしても位置が高くなりがちです。
そのため、手が届きにくく掃除が不十分となりホコリが溜まりやすくなり掃除に少し手間がかかってしまう点がデメリットとなります。
2.カビ対策が必要となる
密閉性が高まり遮光性・防音性に優れる反面、空気が通りづらくなり湿気が溜まりやすいです。
そのため、手入れが不十分な場合にカビが発生しやすくなるため注意しましょう。
3.部屋に圧迫感を与える場合がある
カーテンボックスと部屋のサイズのバランスが悪い場合、注意が必要です。
カーテンボックスが大き過ぎると主張が強くなり、圧迫感を感じてしまいます。
まとめ
カーテンボックス・埋め込み式を採用すると、お部屋をコーディネートする際の質を向上させたり、省エネにつながったりするなどのメリットがあります。
その反面、選び方によっては「圧迫感がある」「カビ掃除が増えた」などのデメリットもあります。
メリット・デメリットを把握し、自身が思い描く理想につながる選択をしてください。
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相談だけでも可能ですので、もしお悩みの際はお気軽にご相談ください。